クラウドコンピューティングや人工知能、ビッグデータ、チップ、データバンク、VR、テクノロジー金融これら各分野のハイテクが集結した「2016・杭州雲栖大会」が本日、杭州の雲栖小鎮で開幕した。人民日報海外版が伝えた。
◆スパコンで天文学の研究を支援
このほど誕生した 「国家天文台―阿里雲天文ビッグデータ共同研究センター」では、アリババ・グループ(阿里巴巴)のクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」の人工知能、特大規模コンピューティング分野の技術力を、天体物理学の研究分野に応用することで、中国の天文学分野における基礎的科学研究能力を高める。
情報によると、国家天文台と阿里雲は中国バーチャル天文台クラウディングプロジェクトに取り組み、全生命周期の天文ビッグデータ管理と開放・共有のプラットフォームを構築する。同時にクラウディング天文応用ソフト・サービスを開発し、データ駆動型天文科学知識普及教育を推進し、インターネットを通じて人々とデジタル地球を共有する。
国家天文台の厳俊台長は「世界最大口径で感度が最も高い電波望遠鏡FASTは、正式に科学観測を開始した後、毎日50TBのデータを生む。これは100億光年のデジタル宇宙であり、大量のデータストレージと特大規模計算が大きな課題になる。阿里雲が自主開発する『飛天』特大規模汎用計算OSは、百万のサーバーをつなげ1台のスパコンにし、高い計算能力を提供する」と話した。
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