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世界初のパルサー衛星航法試験衛星、中国が来月打ち上げへ

人民網日本語版 2016年10月14日11:24
世界初のパルサー衛星航法試験衛星、中国が来月打ち上げへ

中国航天科技集団第五研究院が13日に発表した情報によると、中国は来月に初のパルサー衛星航法試験衛星を打ち上げる。同衛星は宇宙の軌道上で最も忙しい衛星になる可能性がある。京華時報が伝えた。

自然界で最も安定的な天文時計であるパルサーは、未来の宇宙探索の「灯台」になる。すでに発見されリストに入れられているパルサーの数は2000個以上に達し、うち約160個はX線周期的放射の特徴を持ち、衛星航法の候補となる。

パルサー衛星航法システムは地上のナビゲーションを直接行うことができず、近地球軌道衛星・深宇宙探査・宇宙船のナビゲーションを行う。X線パルサーは宇宙の「灯台」で、極めて安定的なX線パルス信号を放つため、近地球軌道衛星・深宇宙探査・宇宙船に高精度の位置・速度・時間・姿勢などさまざまな自主ナビゲーション情報サービスを提供する可能性がある。これにより宇宙船の長時間・高精度の自主ナビゲーションと精密な制御を実現する。

同研究院パルサー航法試験衛星科学任務システムチーフエンジニアの師平氏によると、衛星プロジェクトは論証から開発まで3年の月日をかけ、衛星任務の確定から完成機の開発・歓声まで10ヶ月を費やした。これは中国の小型衛星の設計・建造水準が新たな段階に突入したことを意味する。

11月に打ち上げられる世界初のパルサー衛星航法試験衛星は、2種類の探査機を搭載する。一つは準直線型マイクロチャネルプレート探査機で、探査面積は2400平方センチメートル。もう一つは集束型探査機で、集束レンズの口径は17センチメートルとなる。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年10月14日

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