2016年10月18日  
 

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人民網日本語版

観光貿易黒字は91.5億ドル サービス向上で固定客 (3)

人民網日本語版 2016年10月18日11:29

▽個性化サービスで固定客をつかむ

どこで、どのようにチケットを買うかは大したことではないようにみえるが、ここには外国人観光客の訪中観光旅行に対する直接的な見方が反映されている。ビザ中国エリアの楊文明副社長は自身の旅行経験を振り返り、「わが家で前回、イタリアからスイスまで電車に乗った際、インターネットで適当な時間と座席のチケットを買うことができて、非常に便利だった。それに比べて、わが社の米国やシンガポールの代表が中国に来て、高速鉄道に乗らなければならなくなると、まずパスポートの写しをファクスで送り、現地の旅行社を通じてチケットを買わなければならない」と指摘する。

観光地のトイレは小さなことではあるが、王処長は、「たくさんの精力と資金をトイレの改善につぎ込んでいる」と述べ、「これまで観光客はトイレで困っていた。観光客は乗り物に乗る前にちょっと我慢して、運転手の姿が見えギリギリになって用を足していた。トイレが不便だと旅行全体に不満が残る」と説明する。

楊副社長は、「ある場所が観光客を呼び込み、何度も行きたいと思わせるかどうかは、そこにある観光地がどれくらい美しいかによって決まるわけではない。中国の観光地は世界のどこにも負けないが、観光客になった場合、実際に考えるのは旅行中に現地で便利なサービスを受けたいということだ」と話す。

政府の支援や企業の改善策だけでなく、観光産業には現地の人々の包容力がもっと必要だ。旅行は旅行者が旅行先の人々の生活をかいま見る機会であり、他人の生活と自分の生活を比較するプロセスでもある。旅行者がカバンを背負って旅行先の市場を気軽にぶらつき、その土地の人々の風俗や人情を肌で感じることができたなら、旅行を通じて楽しさや満足感を味わうことができる。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年10月18日


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