お金だけでなく、「友人作り」や「生活の楽しみ」が目的
多くの中国人留学生が購入代行をしている理由としては、お金が稼げるほか、生活の楽しみができ、人間関係の輪を広げられるというものもある。
現在、主にペンの購入代行をしているというドイツに留学中の劉則銘さん(仮名)によると、購入代行をしている主な理由は、簡単にお金を稼ぐことができるからといい、「購入代行で結構儲けているので、生計を立てることができている」と話す。そして、どれほど儲けているのかは教えてくれなかったものの、「卒業後は、ドイツで購入代行を専門に仕事をしたい」とした。一方、イタリアに留学中の劉暁敏さん(仮名)は、「購入代行で毎月平均2500元(約3万8700円)の利益がある」と明かしてくれた。購入代行は留学生にとって、いい小遣い稼ぎとなっているという。
小遣い稼ぎとなるだけでなく、いろんな分野の人と知り合い、人間関係の輪を広げられるのも購入代行の大きな魅力となっている。劉暁敏さんは、「購入代行をしていることがきっかけでいろんな人と知り合った。その多くは友人の友人。私の友人も微信で宣伝を手伝ってくれ、友人の友人も購入代行を通じて私の友人になった。金融業の友人もいれば、政府機関で働いている人、教師、経営者などもいる。購入代行は、新しい友人を作るためのいいプラットホームだと思う」と話す。
その他、生活の楽しみを増やすために購入代行をしている人もいる。イタリアに留学中の王雪さん(仮名)は、「私が購入代行をしているのは、購入代行のライフスタイルを体験してみたかったというのが主な理由。金儲けが主な理由ではないが、それも収穫の一つになっている」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月8日
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