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ダブル11に備える杭州越境EC試験区 在庫600万点

人民網日本語版 2016年11月07日15:10

浙江省杭州市下沙地区にある広東心怡科技物流有限公司の物流倉庫の様子を眺めると、4日の午前10時半には、サポートのため上海から派遣された万京京さんが貨物の梱包の真っ最中だった。万さんと同僚たちは毎日約2万点の商品を処理するという。万さんが働く倉庫はどの棚も商品がぎっしりで、すべて他のエリアに発送される越境ECの商品だ。同じく下沙地区にある網易考拉海購の倉庫で働く人は普段は一日あたり約250人だが、今は1500人前後に増員されている。中国新聞社が伝えた。

中国初の越境EC総合試験区の杭州越境EC総合試験区はこれから3回目の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)を迎える。今年は越境ECに関する新政策がうち出されてから初めてのダブル11でもある。

現在、ダブル11の戦いを前にして、杭州最大の保税区である杭州越境貿易EC産業パーク下沙パークはすでに多忙を極めている。統計によると、杭州の越境EC貨物発送量のうち、90%以上が下沙パーク経由だ。大手EC企業の予想データをみると、下沙パークでは11日までにダブル11向けに600万点近い商品の在庫を準備する予定だ。天猫国際(Tmallグローバル)のダブル11専用プラットフォームには売上の半分以上が集まるとみられ、網易考拉海購などの越境ECの新顔も大きな流れに乗って大量の海外商品を送り込み、全体として売上は昨年並みになることが予想されるという。

網易考拉海購市場部門で広告宣伝を担当する崔莉莉主管は、「最近のバイヤーは商品の質をますます重視するようになっている。高い質を維持してダブル11を迎え撃つため、すでにたくさんの準備をしている。10月末に日本に行って正規品を直接買い付け、花王、カルビー、スパトリートメントなどの人気商品を選び抜いて買ってきた」と話す。

杭州出入国検査検疫局開発区担当の陳■(にんべんに方)さんは、「越境ECは2014年、2015年を経て、産業全体が価格競争の段階から徐々にサービスを競う段階、信用を競う段階、品質を競う段階へと移行している。根本的な質やプロセス管理もさらに透明化とプロセス化が進むとみられ、大勢の海外通販愛好者にとっては朗報だ。消費者は『安いものを買いたい』という気持ちより『安心できるものを買いたい』という気持ちの方が強いからだ」との見方を示す。(編集KS)

「人民網日本語版」2016年11月7日

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