17日午後、「11・25」安全基準不合格食品特大密輸事件(伝染病発生地からの密輸牛肉事件)の判決が、上海市第三中級人民法院(裁判所)で言い渡された。日本籍の寺被告や楊被告など6人が、安全基準に合致しない食品を販売した容疑で有罪判決を受けた。このうち、寺被告に対しては、懲役4年の実刑判決と罰金30万元(1元は約16円)、および強制送還の判決が下った。楊被告は懲役3年6ヶ月の有罪判決と罰金25万元、残る4人は懲役1年から3年の有罪判決および罰金を、それぞれ言い渡された。東方網が伝えた。
上海市公安機関と税関密輸犯罪捜査局は、2014年10月以降、「和牛」や「神戸牛肉」と称して日本から密輸された牛肉が、一部の高級レストランで高値で販売されているという内容の告発を続々と受けた。
公安機関と税関が捜査したところ、2013年6月、日本人数人による事前計画に基づき、楊容疑者らは日本の伝染病発生地産の牛肉を違法に上海に輸入し、寺容疑者(日本人)や徐容疑者に違法で販売したことが判明した。上海市人民検察院第三分院(市検三分院)は2015年4月、食品安全基準に合致しない食品を販売した罪で容疑者を逮捕した。これまでの法廷での審理において、6人の被告はいずれも、自分たちが犯した罪について全面的に認めている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年11月18日
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