2016年12月13日  
 

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生中継の可能性を追求 伝統文化ともコラボするニコ動 (3)

人民網日本語版 2016年12月13日15:15

バーチャルアイドルの初音ミクと名役者が共演する歌舞伎の舞台。

特殊効果で若い世代が伝統芸能に興味

生中継の中で用いられる新しい技術の応用によって、日本の伝統文化にも救いの手が差し伸べられている。例えば、ニコ動では年に一度行われる相撲の千秋楽を生中継する際には、特殊効果を使って会場の雰囲気を熱く伝えるという試みを行っている。二人の力士がぶつかり合ったときに、生中継の画面には核爆発と同じように、何かが弾けてエネルギーを放出する映像が流れる。日本の伝統芸能である歌舞伎は、今では高齢者が見るものとなっており、若者は全く興味を示していない。ニコ動は歌舞伎の生中継に芸術的な特殊効果を加えるというアイデアを思いついた。例えば、役者が登場したときに、最新のLIVE 3Dの投影技術を使って、後ろのスクリーンにバーチャルアイドルの「初音ミク」を映し出し、バーチャルアイドルと伝統的な歌舞伎の名役者を共演させるというものだ。このスタイルによって、多くの80後(1980年代生まれ)や90後(1990年代生まれ)も視聴するようになった。

最も人気なのはゲーム実況中継だ。ネットサイトのユーザーがプラットフォームで自分が作ったゲームソフトを流し、他のプレーヤーも参加させることができる。この生中継は人気が高いため、数千万円から数億円まで稼ぐゲーム実況中継の配信者もいる。これらの収益は広告企業やニコ動が提供しており、ゲーマーを応援し、ゲームの人気を高めることを目的としている。松本部長は、このことに関して、「現在、多くのゲームメーカーが広告を打ち出す際に、有名人ではなく、これらのネットゲームの配信者に依頼するようになっている」と話した。


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