日本文化産業の輸出の増加を目指す
ニコ動ではゲームの配信者だけではなく、優れた芸ができるネット有名人も人気となっている。このような人たちに活躍できるプラットフォームを提供するため、ニコ動は毎年さまざまなオフラインイベントを開催している。2015年、ニコ動のオフラインコンサートの一つは2日間で15万人が来場し、790万人がネット上で視聴した。今年ニコ動で人気の高いゲーム「青鬼」は小説や漫画が出版され、いずれは映画化されるという。このように発展を続ける一連の商品を開発している。
ニコ動の将来的な発展に関して、松本部長は、「当社は現在、日本国内では敵なしの状態。我々はいつも他社には真似できないようなことを行なっている」と自信たっぷりに語る。ここ10年で、中国を含めた世界各国でニコ動を真似する人々が多く現れている。『ニコ動伝説』は日本文化産業がこの先向かっていく願いを実現することをかき立てている。統計によると、日本のアニメ、ゲーム、書籍、映画・テレビなどの文化産業の国内市場規模は1200億ドル(1ドルは約114円)に達し、米国についで世界第2位の収益となっている。しかし、文化産業の海外への輸出は全体の5%のみで、米国の3割にも満たない。日本政府はより一層インターネットの文化輸出の影響力を借りて、2020年までに文化産業の輸出額を200−300億ドルにまで引き上げる計画だ。(編集YK)
「人民網日本語版」2016年12月13日
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