南水北調中部ライン穿黄(黄河をまたぐ)工程(12月6日 新華社記者李博 撮影)
南方の水を北方に送り込むことで、給水されるエリアの水質にも大幅な改善が見られた。北京市自来水集団のモニタリングデータによると、「南水北調」の給水を使った後、水道水の硬度は、従来の1リットルあたり380ミリグラムから120~130ミリグラムまで低下した。河南受水エリアでは、多くの家庭で浄水器が「お役御免」となり、観賞魚の飼育にも、直接水道水が使えるようになった。
北京や天津など6省・市の受水エリアでは、水源を現地の地下水から「南水北調」の転換する作業が加速され、地下水の採取量はすでに2億7800万立方メートル軽減された。また、北京市、河南省許昌市市街地、山東省の平原地区など地下水の採取量が過度だった地域では、地下水の水位がすでに回復傾向にあるという。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年12月14日
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