2015年12月29日  
 

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「南水」の北京供給1周年、水は何処へ?

人民網日本語版 2015年12月29日13:03

南水北調(中国南部の水資源を北部に供給する)中央ルートプロジェクトにおける「南水」が2014年12月27日に正式に北京に供給されはじめた。北京南水北調プロジェクト弁公室に取材したところによると、今年27日までの間ですでに8億7千万立方メートルの「南水」が北京に供給され、1千万人を超える市民が恩恵を受けているという。北京はこの一年の間、どのようにこの貴重な「南水」を使用したのだろうか?新華デイリーテレグラフが伝えた。

飲料水:市街地の総量の6割を占める

同プロジェクトの水資源提供とは、主に丹江口ダムの漢江の水を重度の水不足である北京市、天津市、河南省、河北省に供給し、沿線都市の生活用水を安定させ、供給率を向上させることである。北京市の水道供給企業である自来水集団の最新データによると、漢江の水を北京に供給して1年、配水網を通して北京の市街地に供給された水量はすでに5億5千立方メートルで、市街地の総水量の64%を占めている。

北京南水北調中央ルートプロジェクト弁公室の孫国昇室長は「同プロジェクトの水を注入することで、北京の水不足への不安は緩和され、1100万人余りの市民が南の川から運ばれた水を飲んでいる」と話し、現在、北京の中心部における供水安全係数は1.0から1.2にまで上昇した。

貯蔵水:水資源の貯蔵量は1億立方メートル

1年間で北京の主な水工場は徐々に「南水」に置き換えられている。これまで使用していた密雲ダムの水は出庫水量が減少しているからである。現在、密雲ダムが貯蔵している水量は10億立方メートルを超えている。毎日100万立方メートル近くの「南水」をダムに引き入れ、ダムの貯蔵水の減少を有効的に抑制している。


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