「百歳」を迎えた上海大世界が「リバイバル」 (2)

（撮影：徐程）

1917年に建設が始まった上海大世界（以下、「大世界」と略）は、簡素な寄席演芸、南北伝統戯曲、曲芸を特色とする上海最大の室内遊戯施設。1989年に大世界のメイン建築物が「上海市優秀近代保護建築」に指定されたことから、大世界の建築改造・修復工事が、文化財保護の専門家の参与・協力の下で始まり、軒先、床タイル、回廊などが本来の歴史的風貌を留めることになった。もともとの大世界の素晴らしい風貌は、一時もてはやされ、映し出された姿が長くなったり、短くなったり、太くなったり、細くなったりする十二面の「マジックミラー」も、1階エントランスホールにそのまま設置され、多くの上海市民が懐かしい子供時代の記憶を思い起こした。