米中関係の重要性は他のどの二国間関係をも上回る。「1つの中国」の原則を挑発しようとしてはならない。近くホワイトハウスを去るオバマ大統領は年末記者会見で「別れ際の箴言」を送った。京華時報が伝えた。
来年の展望について専門家は、トランプ氏の対中政策には不確定性があるが、両国は多くの利益を共有しており、米中協力の基礎に大きな変化が生じることはなく、両国関係の主軸は依然協力であると考える。
米国の力の衰えと中国などの力の高まりという現実を前に、トランプ氏とそのチームは内向き傾向を示し、「アメリカ・ファースト」の旗を高く掲げ、強硬な姿勢で米国の利益を守ろうとしている。対外的には、トランプ政権は戦術的にはより強硬になると考えられ、中国の外交戦略の揺るぎなさが試される。
米国大統領と議会研究センターの副センター長の考えでは、米次期政権は中国と付き合う際に「取引性」をより追求しかねず、米中の協力と溝の管理は短期的に圧力に直面すると見られる。
選挙時、トランプ氏は中国製品に高い関税を課すと表明した。これについて米ブルッキングス研究所ジョン・L・ソーントン中国センターの杜大偉シニア・フェローは、トランプ氏が就任後に「本当にそうする事はない」と考える。米中間の貿易摩擦は時折発生するだろうが、大規模な貿易戦争が発生する可能性は低いと見られる。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年12月26日
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