2016年12月26日  
 

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人民元安も海外旅行のニーズに影響なし、日本、英国、ロシアが特に人気

人民網日本語版 2016年12月26日08:29

人民元レートの変動は、中国の海外旅行の動向に影響を与えているのだろうか?旅行サイト・携程旅游網がこのほど発表した「人民元レートと海外旅行に関する報告」によると、人民元安が続いているため、海外旅行のコスト上昇など、観光市場や消費者に対する影響が出るのも時間の問題だとしている。主に海外旅行先での支出に影響が出るものの、海外旅行人気に陰りは見られていない。中国青年報が報じた。

同報告は、価格に敏感な消費者や海外でのショッピングを好む消費者が特に敏感で、一般消費者もコストパフォーマンスの高い商品や現地ツアー旅行、オプショナルツアーを組み合わせた個人旅行商品などを選択すると予想している。また、旅行者は海外旅行先での消費、特にぜいたく品の消費に対して、一層慎重になり、爆買い商品は一般消耗品や日用品へ移行するだろうと予想している。

しかし、じっくり型の旅行やレジャーのニーズは依然として高く、ビーチリゾートでのバケーションや文化体験、医療・養生、スポーツ・運動、親子遊学などが人気となっている。今年、携程網では、これらの商品の販売が急増した。また、現地で買うよりも割引率が高いため、多くの海外旅行では1日ツアー、入場券、イベントなどを事前に予約している。

この他にも人民元から見て、レートが良い場所への旅行が人気になると見込まれている。報告によると、春節前後、日本や英国、ロシアなどが人気旅行先となりそうだ。また、英国ポンドも暴落しているため、英国への旅行やショッピングの絶好のチャンス。さらに、このところ、円も下落しているため、日本旅行へ行く中国人も増加している。

観光客の角度から見ると、同じぜいたく品でも、海外で現地通貨で購入すると、人民元安となっているため、値段が高くなるのに対して、人民元で決済すると、受ける影響は小さくなる。同報告は、海外旅行者は、支払いや決済の方法を臨機応変に利用し、レートによる不利な影響を最低限にとどめるよう勧めている。同報告は、「人民元安は、海外旅行に影響を与えるものの、国内旅行やインバウンド国際観光にとっては有利となり、中国人の国内消費を促進するだろう」と予測している。 (編集KN)

「人民網日本語版」2016年12月24日

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