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<企画>商務部記者会見、1-11月の商務運営状況を発表

人民網日本語版 2016年12月30日18:44

今年11月の消費市場は安定の中で上昇を求める動きをみせ、社会消費財小売総額は3兆1千億元(約52兆7609億円)に達して、前年同期比10.8%増加し、増加率は今年最高を記録した。1~11月の社会消費財小売総額は同10.4%増加し、増加率は1~10月を0.1ポイント上回った。同部の重点モニタリング小売企業5千社の11月の売上高は同4.9%増加し、増加率は前月を0.3ポイント上回り、4カ月連続での上昇となった。

今年11月には輸出入額が2兆3500億元(1元は約16.6円)に達して、前年同期比8.9%増加した。輸出は1兆3200億元で同5.9%増加、輸入は1兆300億元で同13%増加だった。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は2981億1千万元の黒字で、黒字額は同12.9%減少した。

11月単月のデータは好調だったが、今年1~11月のデータをみると、輸出入額は21兆8300億元で同1.2%減少し、輸出は12兆4700億元で同1.8%減少、輸入は9兆3600億元で同0.3%減少だった。貿易収支は3兆1100億元の黒字で、黒字額は同5.8%減少した。

1~11月の外資導入にみられた大きな特徴は、サービス産業の外資導入が引き続き増加し、ハイテクサービス産業の伸びが鈍化しなかったことだ。

データをみると、1~11月のサービス産業の実行ベース外資導入額は5133億元で同8%増加した。ハイテクサービス産業は881億4千万元で同97.7%増加した。

製造業をみると、医薬品製造業の実行ベース外資導入額は同65.3%増加し、汎用設備製造業は同16.6%増加した。ハイテク製造業は547億3千万元で同3.6%増加した。

商務部(省)の孫報道官は、「外資導入のもう一つの特徴は、米国や欧州の対中投資が持続的に伸びたことだ。1~11月の米国の対中投資は同55.4%増加し、欧州連合(EU)は43.9%増加した。EUの28カ国の中で、英国、ドイツ、ルクセンブルク、スウェーデンの対中投資が大幅に増加した」と述べた。 

データをみると、1~11月の対外投資協力は引き続き急増傾向を維持した。国内の投資家が世界164カ国・地域の企業約7500社に対して非金融分野の直接投資を行い、投資額は累計1兆696億3千万元(1元は約17.0円)に上り、前年同期比55.3%増加した。対外請負プロジェクトの新規契約額は1兆2731億7千万元で同18.1%増加した。実行ベースの営業額は8746億2千万元で同1.6%の増加。11月末現在、海外で働く人は99万人を超えた。

1~11月の対外投資協力には主に5つの特徴がみられた。

(1)対外投資協力が引き続き急速に増加し、11月は157億4千万ドル(1ドルは約118.1円)で同76.5%増加した。

(2)合併買収(M&A)への投資は分野が広く、製造業が3割近くを占めた。1~11月に中国企業が海外で行ったM&Aプロジェクトは561件、取引金額は824億ドルに達した(海外での融資事業を含む)。

(3)地方企業の対外直接投資が9割近くを占めた。

(4)情報伝送・ソフトウェアおよび情報技術(IT)サービス産業と製造業の対外投資が急速に増加した。

(5)「一帯一路」(the belt and road)関連国の請負プロジェクト事業が急速に増加した。

■来年の対外投資に変化なし 引き続き増加傾向

中国の対外投資の大きな流れは変わらないとみられる。よって来年の対外投資は増加傾向が続くといえる。なぜこのようにいえるかといえば中国の対外投資の方針、政策、管理の原則は一貫して明確であり、全体として変化がないとみられるからだ。

第1に、企業が国際経済における競争と協力に参加し、グローバル産業チェーンとグローバルバリューチェーンに融合することを奨励するという方針は変わらない。第2に、中国の対外投資における「企業が主体となり、市場が原則となり、国際的な慣例に基づき、政府が誘導する」という原則は変わらない。第3に、対外投資の管理における「行政簡素化と権限委譲、委譲と管理の結合、サービスの最適化」という改革の方向性は変わらない。

対外投資管理メカニズムは中国の開放型経済体制の重要な構成要素であり、中国政府は中長期的な制度建設の改善と短期的な対症療法的措置とを結びつけ、対外投資の利便化を推進すると同時に、対外投資のリスクを防止し、市場秩序を改善・規範化し、対外投資の健全で秩序ある発展を促進し、国際収支の基本的なバランスを維持する方針だ。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2016年12月30日

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