商務部(商務省)の沈丹陽報道官は23日に行われた定例記者会見で、「中国の対外投資の方針、政策、管理の原則は全体として変わりなく、対外投資の大きな流れには今後も変化がなく、来年の対外投資も引き続き増加傾向を示すとみられる」と述べた。中国新聞網が伝えた。
【記者】国家外貨管理局は今年の中国の海外投資の伸びは非常に速いとの見方を示した。これは来年の海外投資の動きに何か影響があるか。
【沈丹陽報道官】中国の対外投資の大きな流れは変わらないとみられる。よって来年の対外投資は増加傾向が続くといえる。なぜこのようにいえるかといえば中国の対外投資の方針、政策、管理の原則は一貫して明確であり、全体として変化がないとみられるからだ。
第1に、企業が国際経済における競争と協力に参加し、グローバル産業チェーンとグローバルバリューチェーンに融合することを奨励するという方針は変わらない。第2に、中国の対外投資における「企業が主体となり、市場が原則となり、国際的な慣例に基づき、政府が誘導する」という原則は変わらない。第3に、対外投資の管理における「行政簡素化と権限委譲、委譲と管理の結合、サービスの最適化」という改革の方向性は変わらない。
対外投資管理メカニズムは中国の開放型経済体制の重要な構成要素であり、中国政府は中長期的な制度建設の改善と短期的な対症療法的措置とを結びつけ、対外投資の利便化を推進すると同時に、対外投資のリスクを防止し、市場秩序を改善・規範化し、対外投資の健全で秩序ある発展を促進し、国際収支の基本的なバランスを維持する方針だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年12月24日
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