中欧班列の配置・計画を合理的に
運行地域の範囲が拡大し、便数も増加するにつれ、中欧班列の往路・復路の不均衡、高い物流コストなどの解決が必要な課題となっている。また、中国国内の始発都市では、資源の争奪戦が過熱し、「一帯一路」参加国の運送費が高止まりしていることも新たな問題として浮かび上がっている。
業界関係者は、「『一帯一路』イニシアティブの推進が深化するにつれ、参加国間の経済・貿易交流の発展が加速し、中欧班列の需要もさらに高まるだろう。そうなると、中欧班列のサービスや建設に対する要求も高くなる」と見ている。
渝新欧(重慶)物流有限公司の漆丹・総経理は、「中国国内外の中欧班列の運営協調マニュアルを早く実施し、国家レベルの中欧班列集結センターを構築し、中欧班列の配置・計画を合理的に進めなければならない」との見方を示している。
一方、中国物資儲運協会の姜超峰名誉会長は、「『一帯一路』参加国・参加地域と、多くの分野で協力を強化しなければならない。中国は、参加地域の鉄道インフラや港施設の建設に積極的に参加し、通関能力を向上させることができる。また、中欧班列の運輸ルートを最適化し、運輸組織・過程を整備し、運行時間を短縮し、税関の手続きを円滑化し、通関速度を向上させ、統一した情報プラットフォームを構築し、列車のリアルタイムの情報や貨物の追跡情報を交換し合うことができる」と指摘した。
そして、「中欧班列は、『メイド・イン・チャイナ』が海外進出する重要なルートで、輸出される商品の品質をきちんと管理することが中国には求められる。そして、人材を確保し、関連企業を育成し、関連企業が海外に倉庫を設置・運営するよう奨励し、中国企業と商品が世界進出する幅と広さを拡大させなければならない」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月11日
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