人民元・ベトナムドンの銀行間現金双方向輸送が開始

中国とベトナムの間での人民元・ドンの国境を越えた現金双方向輸送業務開始のセレモニーが12日、広西チワン族自治区東興市で行われた。この日、中国農業銀行の東興支店の現金輸送車が出入国手続きを終え、国境の北侖河大橋を渡ってベトナム農業農村開発銀行モンカイ支店に到着すると、50億ベトナムドン（約2466万円）の現金を積んで中国に戻り、中国で初めて両国銀行間の国境を越えた現金双方向輸送業務を真の意味で実現させた。同自治区とベトナムとの経済貿易協力が深化を続けてきたことの現れであり、東興市が国境地域の金融総合改革を深化させてきたことの成果の一つといえる。

今年初め、同自治区人民政府は広西国境地域金融総合改革試験区の建設をめぐる2017年の業務の要点を打ち出し、ASEAN各国との国境を越えた通貨現金輸送業務の実現を今年の重点としていた。（編集KS）

「人民網日本語版」2017年10月13日