今年4月、河北省秦皇島市の海港区新一路小学校は市無線電気通信管理局と共同で、宇宙飛行に関する知識をテーマにしたイベントを開催した。学生に無線電気通信の宇宙飛行の分野への応用について説明する無線電気通信管理局の職員(撮影・史自強)。 |
中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の代表を務める、教育部(省)の陳宝生部長は19日、教育の公平性を向上させるために、ここ5年、中国が農村や貧しい地域に対して行ってきた特別学生受け入れ計画や中西部で行ってきた学生受け入れ協力計画により、計37万人が大学に入学したことを明らかにした。人民日報が報じた。
陳部長は「37万人」という数について、「大学1校の新入生が2000人とすると、100校以上の大学ができる計算」と説明した。
そして、「中西部の大学の合格率が最も低い省と全国平均の差が、5年前の15.3%から、4%以内にまで下がった。その他、30省が、戸籍がある地域以外に住んでいる学生が居住地で大学入試を受けることができる政策を実施しており、今年、そのような学生15万人が現地で大学入試を受けた」と成果を強調した。
同大会の報告によると、教育事業の発展を優先させており、都市部と農村部の義務教育の一体化した発展を促進している。また、農村の義務教育、就学前教育、特殊教育、オンライン教育を整備すること、高校の段階の教育普及などを非常に重視し、子供一人ひとりが公平で質の高い教育を受けることができるよう取り組んでいる。
同大会に参加している河北衡水中学(中高一貫校)の教員の王文霞さんは、「中国の教育や教師にとって、同大会は現実的な恩恵が得られる」とし、「ここ5年、河北省は地方の教育に毎年1千億元(約1兆7000億円)以上を投じている。2016年は、その額が1420億3800万元(約2兆4146億4600万円)に達し、12年に比べて36%増加した。さらに、河北省は、教育経費を安定して増やすためのメカニズムを構築し、各級、各種類の学校の経費が年々増加している」と説明。
「子供一人が羽ばたくと、その家族も羽ばたき、活気づく。農村や貧しい地域の教育への投資が大幅に増加し、たくさんの貧しい家庭の子供が受ける教育に関する問題を解决し、貧困が代々受け継がれる悪い流れに歯止めをかけている」と成果を強調した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月23日
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