近年、無人ビジネスは現代社会で大きな話題になっている。無人スーパーや無人レストランに引き続き、今度は無人ガソリンスタンドも登場するようになった。
「寧波日報」の報道によれば、今年10月、中国浙江省の杭州市で初の無人ガソリンスタンドが建設されたという。給油から支払いまで、順番を待つこともなく、支払いの際に現金を使うことも、スタッフを介することも必要ない。これにより、油種を間違えたり、現金の持ち合わせがなくて料金を支払えないというような問題が解決できる。無人ガソリンスタンドは1.0バージョンと2.0バージョンに分かれている。1.0バージョンは10月に建設が開始し、従来のガソリンスタンドを改造してできたものだ。2.0バージョンは2018年に実現する見込みで、ナンバープレート、運転手、油種の情報を自動的に認識し、お金を自動支払いが行われ、給油手順が全て自動化するというような、実用性のある様々な機能が搭載されるという。
従来のガソリンスタンドに比べ、2.0バージョンは飛躍的なグレードアップを遂げるといえるだろう。無人ガソリンスタンドは、従来の人間による労働力の代わりに、人工知能(AI)技術を導入し運営する。自動車が無人ガソリンスタンドに入った後に行う、油種の選択、支払いなどの一連の作業全てにAI技術を取り入れる。ナンバープレートをスキャンすることで、運転手の情報を検索し、次に油種を自動的に選択し、自動車を所定の位置に案内してから、監視カメラで自動車の位置を確認した後、ロボットが給油作業を行う。給油終了後は、運転手は指定のアプリを通して支払いを済ませる。AI技術の導入は労働力コストと運営コストを下げるだけでなく、効率の向上にもつながることだろう。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年11月14日
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