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スタバとアリババが提携 上海にAR技術応用の店舗

【中日対訳】

人民網日本語版 2017年12月07日14:52

スターバックスの世界最大の店舗はコーヒーアートの「舞台」であるだけでなく、新小売技術の「ランウェイ」にもなっている。「北京晨報」が伝えた。

スタバが阿里巴巴(アリババ)と手を組んで打ち出したスタバの新形態「スターバックスリザーブロースタリー」の上海店がこのほど開店した。

上海店の建築面積は2700平方メートルに上り、スタバの46年間の歴史で最大規模のブランド投資と革新実践を行う場所とみられている。

店に入ると、コーヒーのストックや器具が整然と並べられ、運搬の様子も見ることができる。コーヒーを貯蔵しておく高さ2メートル以上、重さ6トンの銅製の缶が置かれ、コーヒーの市場、倉庫、博物館などさまざまな役割が店内に集約されている。

淘宝(タオバオ)アプリをインストールして店内でかざすと、同店や近くのコーヒー取引スポットが表示され、消費者は拡張現実(AR)技術を通じて店舗のカウンターや焙煎機などの細部を直感的に理解できる仕掛けになっている。

同店は支付宝(アリペイ)と協力して独自の「店内をぶらぶらしながら待つ」機能を打ち出した。消費者はアリペイで支払いをした後、店内をぶらぶらしながら、できあがるのを待つことができる。コーヒーができあがると、支付宝アプリからメッセージが送られてくる。

同店では世界でここでしか買えない限定グッズも取り扱う。アパレル製品や帽子など、携帯電話の淘宝でスキャンすれば、天猫(Tmall)のスタバ旗艦店が家まで発送してくれる。

アリババによると、この店で使用するARプランはアリババの人工知能(AI)実験室(阿里AI Labs)がスタバと共同開発したものだ。同実験室責任者の浅雪さんは、「今回の協力はAR実験室の大型物体識別技術を利用したもので。世界初の大規模な商用化運用になる」と話す。

これまで長らく、AR産業の発展は低迷状態にあり、インタラクティブ・エンターテインメント以外では、商業サービスシーンにおいてなかなか定着しなかった。

だが今年に入ってから、アップル、グーグル、アリババなどの大手が相次いで独自のARプラットフォームを打ち出し、業界の信頼感は再び高まりをみせている。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年12月7日

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