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グリーンな外出、中国が最新技術で実現へ

人民網日本語版 2017年12月08日15:08

中国交通部(省)はこのほど「グリーン交通の発展推進の全面深化に関する意見」を発表した。同意見の目標によると、未来の都市で暮らす人々の外出方法はよりグリーンかつ低炭素になる。中国新聞網が伝えた。

中国交通部政策研究室の呉春耕副主任は、「2020年までに合理的で環境にやさしい、クリーンで低炭素な、集積化・効率化されたグリーン交通輸送体制を初歩的に構築する」とした。

◆スマホをかざして乗車

第12次五カ年計画(2011-15年)の最終年、全国都市部路線バス年間乗客数は延べ900億人以上となっており、都市部の停留所500メートル半径カバー率は85%に達した。「都市公共交通『第13次五カ年計画』発展綱要」は、5年ほどの建設期間をへて、市街地の半径500メートル内の乗車を実現し、都市交通グリーン外出が占める割合を75%以上にするとした。

中国交通部が9月14日に印刷配布した「スマート交通による外出の利便性向上の行動プラン(2017-20年)」はさらに、都市公共交通運営者が都市「一卡通(公共交通カード)」の相互連結を力強く推進することを奨励・指導し、モバイル決済などキャッシュレス決済技術の都市公共交通分野への普及を加速するとした。

北京、上海、深セン、広州、昆明などの都市は2017年に、スマホをかざす路線バス・地下鉄乗車サービスを打ち出した。

◆自転車専用レーンを整備

2016年に街頭に姿を現したシェア自転車は新たなビジネスモデルにより、中国の「自転車王国」を復興させた。人々の「最後の1キロ」の移動手段を大きく変え、人々の生活の一部になった。

自転車の都市への回帰に伴い、北京などの都市は自転車レーンや関連施設の整備を進めている。一部都市は自動車・電動車・歩行者の通行を禁じる自転車専用レーンを建設し、建設を計画している。

今年の第1四半期には中国初、世界最長の空中自転車レーン「廈門(アモイ)雲頂路自転車専用レーン」(モデル区間)が試験的に開通した。北京の「回竜観~上地6.4キロ自転車専用レーン」は来年に竣工・開通する見通しで、北京初の自転車「高速道路」になる。

◆カーシェアリング、外出の新たな選択肢に

同意見はカーシェアリング業界のネットワーク化・規模化発展を奨励している。空港や駅などの乗客輸送中枢により「アライバルカーシェアリング」サービスを発展させ、タイムシェアカーの革新的な発展を促進するとした。

都市交通専門家の徐康明氏は「北京や上海のような大都市では、シェアカーの数はまだ4桁台だ。将来的には十倍、さらには百倍に発展する潜在力を持つ。業界全体がまだ開始段階にある」と指摘した。コンサルティング会社のローランド・ベルガーは、中国のシェアカーの数は今後10年間で年平均45%の増加率を維持し、2025年にタイムシェアカーの数が60万台に達すると予想した。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月8日

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