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将来の生活へ楽観的な考えを示す中国国民

人民網日本語版 2017年12月14日14:14

中国社会科学院社会学研究所社会心理学研究センターは北京で12日、社会科学文献出版社と共同で「社会心理状態青書:中国社会心理状態研究報告2017」に関する発表会を行った。テーマは「社会階層と達成感」で、異なる社会階層の国民の達成感に注目している。

報告が使用されたデータベースは中国社会科学院と智媒雲図が共同で発表した「2017年社会心理状態調査」に基づいたもので、アンケートは中国社会科学院社会学研究所社会心理学研究センターが作成した。アンケートの有効回答数は2万2669件で、有効回答率は93.04%。

報告によると、今回の研究において、達成感を社会における心理状態の一つの指標として測定したとされている。被調査者が7点満点で回答した際の平均得点は4.07点で、標準格差は1.51、達成感の大きさは中間よりやや高かったという。また、全体的な動向から、社会階層が上になるにつれて達成感が大きくなるということが明らかになった。

報告は「2017年社会心理状態調査」における1万3703都市の住民データに基づき、国民の主観的な社会階層の現状、国民の主観的な社会階層の変化の特徴、そして社会階層に関する予期を分析し、社会における客観的な経済地位と主観的な社会階層についての関係を調査した。なお、同研究は大学生と農村居住者は対象外としてる。

また、国民は時代が移り変わる中で、自分が属している社会階層が徐々に上がっていると考えていることが報告で明らかになった。現段階で被調査者の多くは、主観的な社会階層は中の下と答えているが、5年前はさらに下の階層に属していると考えていた者が多かった。つまり、国民が現在の社会階層と過去のものを比べた際の評価には、楽観的なものが多いということを表している。

報告は加えて、5年後の自分の社会階層を予測する上で、中の上の階層と答えた被調査者が大多数であったこと、そして次世代の社会階層の予測では、中の上の階層や高階層という回答数が多かったと指摘した。これにより、将来の生活に対する期待、特に次世代の社会階級に関して、国民は比較的楽観的な考えを抱いていると見られている。(編集HQ)

「人民網日本語版」2017年12月14日

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