中国版「ナイト ミュージアム」と称されている中国中央テレビ局(CCTV)の国宝を紹介する番組「国家宝藏(NATIONAL TREASURE)」が現在絶賛放送中。9軒の博物館で保管されている貴重な文化財27点が紹介され、古代の職人の知恵、その背後にある物語・エピソードなどに見る人は驚嘆させられ、博物館が現在、ネット上で一躍話題となっている。人民網が報じた。
旅行サイト「Lvmama.com」を見ると、12月初めに「国家宝藏」の放送が始まって以降、「博物館」関連の旅行商品の検索数が、前月より倍近くまで増加している。博物館のある都市へ向かう旅行が人気で、博物館の見学を含む旅行商品の予約数が前年同期比で1.3倍になってる。番組で紹介されている北京の故宮などの9軒の博物館だけでなく、成都武侯祠博物館、上海中国航海博物館、成都金沙遺址博物館、厦門上古文化芸術館、安徽祁紅博物館なども人気となっている。
また、取材では、単に博物館を見学するというのではなく、じっくりと鑑賞を楽しむというのが人気になっていることが分かった。例えば、「宿泊できる博物館」の企画などが、子供を連れて旅行へ行く人に特に人気となっている。「Lvmama.com」広報部の李秋妍・総経理は取材に対して、「博物館は一つの都市、ひいては一つの国の文化的シンボルで、そこに文化の要素がたくさん詰まっている。単に都市を観光するのに比べて、博物館に行くと、旅行者は好奇心や探求心が一層満たされ、その都市、あるいはその国のことを『心で知る』ことができる」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年12月26日
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