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中国の特大直径固体燃料ロケットエンジン、来年にも点火へ

人民網日本語版 2017年12月26日13:19

中国航天科技工業集団第四研究院が25日に発表した情報によると、中国の特大直径固体燃料ロケットエンジン計画が、2018年の春節(旧正月、今年は2月16日)期間中に点火を行い、重要技術を検証し、2018年第2四半期にフルスケール検証・試験を実施する計画だ。同エンジンの直径は4メートル以上で、米国が保持していた3.7メートルの世界記録を塗り替えた。科技日報が伝えた。

固体燃料ロケット「快舟」チーフデザイナーの梁紀秋氏は、「快舟シリーズは液体燃料ロケットよりも打ち上げスピードが速く、精度でも負けてはいない。近地球軌道への衛星打ち上げの誤差は、100メートル内に抑えられる。またコストパフォーマンスも高く、打ち上げ費用は1キロ当たり1万ドル以下で、国際宇宙船打ち上げの主流価格の半額以下だ」と説明した。

小型固体燃料ロケット「快舟1号甲」が今年1月9日に衛星3基を搭載し、酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。これにより初の商業打ち上げサービスを完了した。快舟は4月に4発・4基打ち上げに関するサービス契約を獲得し、来年にも適切な時期に続々と打ち上げられる予定だ。近地球軌道の積載量が1.5トンの快舟11号は、試作品の開発、エンジンの試験、制御システムの検査といった主要大型試験を完了しており、来年上半期に衛星6基を打ち上げる予定だ。

快舟21号、快舟31号の開発も急ピッチで進められている。特大直径固体燃料ロケットエンジンが登場すると、快舟シリーズの近地球軌道の積載量が1トン級から20トン級に引き上げられ、さらに打ち上げコストを1キロ当たり5000ドルに引き下げることができる。梁氏は「米国のファルコン9は現在、世界で最もローコストなロケットだが、快舟はさらにローコストを目指している」と述べた。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月26日

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