北京で5日に開かれた第5回宇宙国際化発展フォーラムで発表された情報によると、中国の長征ミサイルは国内外ユーザー向けに、宇宙船の打ち上げ15回を含む商業打ち上げサービスをすでに60回にわたって提供したことが明らかになった。中国新聞社が伝えた。
中国長城工業集団有限公司は、中国政府が授権する商業打ち上げを実施し、衛星を提供し、国際宇宙技術協力事業を展開する商業機関。同社の殷礼明総裁は、「当社は2012年より25回の商業打ち上げを実施し、中国の打ち上げ任務の4分の1前後を占めている。32の商業ペイロードを打ち上げ、重さは合計43トン以上に達している」と話した。
中国航天科技集団公司国際事業部の胡忠民部長は、「中国の商業宇宙関連の市場は2020年に8000億元(1元は約17円)に達することが予想されており、商業宇宙産業は重大な発展のチャンスを迎える。一帯一路(the Belt and Road)イニシアティブによる発展のチャンスを利用し、中国の宇宙事業はより深いレベルの宇宙国際協力を展開し、宇宙情報回廊を構築する」と述べた。
また、中国衛星通信事業は世界の30以上の国と地域にまで広がっており、「海のシルクロード」周辺地域をほぼ網羅している。中国の北斗衛星測位システムの地域サービス能力が強化され続けており、2018年頃には一帯一路周辺地域の網羅を実現する予定だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年12月6日
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