北京地下鉄、今日からオンラインで乗車券購入が実現

北京市の軌道交通全路線で23日より、オンラインで乗車券を購入し、駅で受け取るサービスが実現した。乗客は北京軌道交通片道乗車券インターネット取扱サービスプラットフォーム（易通行）のアプリケーションを利用すれば、ネットで乗車券が購入でき、全路線の全駅に設置された乗車券発行機（FAM）で乗車券を受け取り、改札を通って乗車できるようになった。また来年第1四半期（1-3月）には、全路線でQRコードを利用した改札が実現する予定という。

同サービスのプラットフォームである易通行アプリは、2017年8月20日から一部の路線と駅で、ネット購入と駅での受け取りを試験的に行い、QRコードで改札を出入りする機能のテストも行い、いずれも安定的な運営が実現した。

23日からは、同プラットフォームの応用範囲が全路線に拡大され、19路線の全駅でサービスが実現した。FAMの投入台数は708台に上り、1つの駅に少なくとも2台が設置された。

例えば、乗客は易通行アプリをダウンロードして登録し、ネットで北京空港までの「空港線」の片道乗車券を購入できるようになる。。購入後は出発地として選んだ駅に行き、券売機近くに設置されたFAMで携帯電話のQRコードをスキャンすると、乗車券を受け取り、改札を通って乗車できる。このサービスを利用すれば、乗車券を購入するために長い列に並ぶ時間がなくなり、人が大勢集まってごった返すという状況も解消され、乗客の移動交通体験が効果的に改善される。

北京市軌道交通センター関連部門の責任者によると、「地下鉄全路線でのオンライン乗車券購入が実現した後、来年第1四半期には、全路線でQRコードによる改札の出入りが実現する。乗客はアプリのQRコードによるタッチ通過機能を有効にすれば、QRコードをタッチするだけで改札を出入りできるようになり、駅に行って乗車券を買うために行列に並ぶという光景に完全に別れを告げることになる」という。（編集KS）

「人民網日本語版」2017年12月23日