ターミナルビルの屋根と壁が完成すると、北京新空港の建設が再びペースを上げた。記者の調べによると、北京新空港建設指揮部はこのほど、新空港情報センター(ITC)及び指揮部センター(AOC)の施工・建設部門に落札通知書を伝達した。これはこの「スマート空港」の「最強ブレーン」の建設が認められたことを意味する。北京日報が伝えた。
ITCとAOCの建設先は、北京新空港ターミナルビルの北東方向約1キロに位置し、建築面積は約3万2000平方メートル。新空港建設指揮部によると、ITCとAOCは北京新空港の情報センター、通信中枢センター、運用指揮センターとなる。同プロジェクトにおける工期期日以内と品質を保証した竣工は、新空港開港にとって極めて必要な条件となっている。
なかでも情報センターデータコンピュータールームビルは、新空港のビッグデータセンターで、新空港内の60以上の弱電情報システム中心設備の運用センターとして、全システムの計算、保存、情報交流・共有などのコアとなる業務を進めていく。また同ビルは新空港全体の通信中枢センターでもあり、中国電信・中国聯通・中国移動の3大通信事業者、鉄塔会社、有線テレビ運営業者の新空港内のメインコンピュータールームが含まれることになる。
ターミナルビルや飛行エリア、作業エリアの個別の建築物内の有線・無線・ブロードバンド通信は、いずれもITCの通信中枢コンピュータールームと双方向接続することで、空港全体の通信カバー及び空港と外部の通信情報リンクを実現する。また指揮センターは新空港全体の運行・管理、指揮・調整、緊急処置の中心地となる。新空港運営機関は開港前にAOC指揮センターに入居し、運用のシミュレーションを行い、新空港の順調な開港を保証する計画だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月17日
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