早期のがん細胞は見つかりにくく、薬物治療では根絶が難しい。そんな中、今や小型スマートロボットが、人体のがん細胞や赤血球、混合細胞の画像を識別し、自主的に最良のルートを選択してがん細胞を追跡できるようになった。ハルビン工業大学の1980年代生まれの李隆球教授が率いるチームが開発したこの不思議な能力を備えたスマートマイクロナノロボットは、複雑な環境の中でも正確に場所の特定を行うことができる。投薬やバイオセンサー、細胞修復において重要な力を発揮し、医師と専門家による正確な医療の一助となる。昨年末に海外から帰国した学者が設立した公益型学術プラットフォームである「知社学術圏」と「中国科学」雑誌社、「National Science Review」が共催した中国新鋭科学技術者授賞式において、李教授はこの成果によって「2017年度中国新鋭科学技術卓越影響賞」を受賞した。科技日報が伝えた。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月17日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn