中新天津生態城が発表した情報によると、中国交通運輸部(省)水運科学研究院は生態城において、海上原油漏れ緊急処置実験室を建設することを明らかにした。同実験室の建設により国内の科学研究の空白が埋められる。これはまた、中国の原油漏れ緊急処置産業が技術応用のボトルネックを突破し、高度発展に向かうことを意味する。科技日報が伝えた。
海洋原油漏れは海洋の生態環境に影響を及ぼす主因の一つだ。海洋原油漏れ緊急処置の検査測定及び試験を実施できる実験室を持つ国は、現在は米国とフランスのみ。中国は毎年、海洋原油漏れ関連に使用する経費は2億元(1元は約17.19円)にのぼる。
生態城は東が渤海に面しており、海上原油漏れ緊急処置の実験に必要な自然の条件を備えている。今回の建設には、海上原油漏れ緊急処置実験室を含む科学技術革新基地への4億元の先行投資が含まれる。1期は主に海洋生態保護、水運安全発展の科学技術研究開発と成果の転化、人材育成、技術サービス、産業インキュベーション、生態保護科学普及・宣伝などに取り組む。2期は生態城で、中国交通運輸部水運科学研究院天津分院を建設する。双方の建設計画によると、今後は生態城の産業構造と政策の強みを利用し、多くの科学研究成果を生態城に移転し、産業化を実現していく。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年1月30日
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