米国のボブスレー選手の保温性の高い新型ユニフォーム(写真提供・Scientific American公式サイト)
◆新型繊維で体温を保持
米国のボブスレー選手も、革新的なユニフォームを提供されている。選手は時速90マイル以上の速度で屋外のスライダーを下ることになるため、デザイナーはより一層暖かさを提供する必要に迫られる。
暖かさをもたらす新たなエネルギーは新型繊維技術より得られる。この技術で作られたウールのシャツには、セラミック剤と断熱材が使用されている。
このユニフォームのデザインを担当した企業の関係者は「肌に触れると体の放熱を吸収し、着用している人の体温を保持し続ける」としている。
◆体を冷やす風をより少なく
空気抵抗を減らし、体冷やす風をより少なくすることで、選手は体温を保持しやすくなる。そこでデザイナーはユニフォームの肩と上腕、背中に異なるハイテク繊維を使用することで、空気力学的な性能を高めている。
デザイナーは風洞でこのハイテク繊維の試験を実施。マネキンに100種類の異なる生地の服を着せて、空気抵抗実験を行った。「H1」と呼ばれる材料はナイロンとスパンデックスで作られており、独特な方法で織られている。そのため空気抵抗を下げるだけでなく、失われる熱も少なくすることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年2月11日
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