外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日の定例記者会見で「中国側は米上院が台湾地区関連法案を可決したことに強い不満と断固たる反対を表明する。すでに米側に厳正な申し入れを行った」と表明した。
報道によると、米上院は米国と台湾地区上層部交流への制限の解除を米政府に求める条項を含む「台湾旅行法案」を可決した。同法案はすでに米下院を通過していた。
華報道官は「この法案の条項に法的拘束力はないが、『一つの中国』の原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定に深刻に違反する。中国側はこれに強い不満と断固たる反対を表明する。すでに米側に厳正な申し入れを行った」と述べた。
また「『一つの中国』原則は中米関係の政治的な基礎だ。われわれは米側に対して、『一つの中国』政策の遂行、中米間の3つの共同コミュニケの原則の遵守という約束を誠実に守り、米国と台湾地区の公的往来と実質的関係の引き上げを止め、台湾地区関連の問題を慎重かつ適切に扱って、中米関係に重大な妨害や損害を与えぬようにするよう促す」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月2日
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