中国のオンライン求人サイト「智聯招聘(Zhaopin.com)」が7日に発表した「2018年中国働く女性の現状調査報告」によると、女性の所得は男性より22%少なく、管理職の女性は依然として非常に少ないという。北京日報が報じた。
智聯招聘は中国全土31省・自治区・直轄市のさまざまな業界、年齢層の在職者を対象にアンケート調査を実施し、10万人以上から有效回答を得た。報告によると、女性が家族の世話に必要な時間は男性より平均15%多く、仕事の時間は男性より平均9%少なかった。仕事を選ぶ際にまず考える要素について、女性の35.9%が「通勤しやすいか」と答え、仕事に関する多くの選択肢を自動的に放棄していることが分かった。
全体的に見ると、女性の平均月収は6589元(約11万円)で、男性は8006元(約13万4500円)と、女性の所得が男性より22%少なかった。普通の会社員を見ると、男性の月収は平均5752元(約9万6600円)、女性は5530元(約9万2900円)だった。つまり、スタート地点では、女性も男性も基本的に同じ待遇を受けていることが分かる。しかし、男性が管理職に就くようになると、所得も増え、一方の女性は昇進できずに普通の会社員のままであるため、男女で所得に大きな差ができるのだ。調査によると、回答者73.8%が「自分の会社の管理職はほとんどが男性」と答えた。結婚・出産適齢期にある女性は、昇進の機会を自動的に失ってしまうというのが、多くの働く女性が直面する最大のハードルとなっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月8日
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