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3月21日は春分  各地で卵立てや凧揚げなどの恒例行事 

人民網日本語版 2018年03月21日15:44

21日は二十四節気の第4番目の節気である春分。秋分と同じく、太陽が赤道を真上から照らす。この日は、北半球では春分、南半球では秋分となり、世界各地の日の出と日没の時間が6時となる。この日を境に北半球では夜より日中が長くなっていく。イランやトルコ、アフガニスタン、ウズベキスタンなどでは春分の日に新年を迎えるという歴史が3000年も続いている。

旧暦を重視している中国人にとっても、春分は非常に重要な時節で、様々な恒例行事が行われる。

春分の日に卵立て

毎年、春分の日に、世界各地で卵が立つか試す人も多い。春分、秋分の日には、南半球、北半球の昼と夜の長さが同じになり、地球の地軸や地球の公転軌道の平面がバランスの取れた状態になるため、卵が立ちやすくなる。

凧揚げ

春分の日に凧揚げというのも、春の伝統的な遊びだ。春分の日に春の日差しを浴びながら、走り回って凧揚げをするというのは、活気あふれる早春にマッチしている。

春の野菜を食べる

場所によって春の野菜も異なり、うち、最も伝統的なのはアオゲイトウだ。春分の日に、山で山菜狩りをし、その山菜で作ったスープは「春スープ」と呼ばれている。中国では、「春スープを飲むと、腎臓や肝臓、腸をきれいになり、子供も高齢者も健康になる」と言われている。この習慣も、人々の「健康でありたい」という一番素朴な思いを反映している。

お酒を造る

北京市、天津市、河北省、山東省、山西省、浙江省などでは、春分の日にお酒を造る習慣がある。山西省陵川県では、春分の日にお酒を造るだけでなく、お酒を使って、農業神を祀る儀式を行い、豊作を祈る習慣がある。

春分前後は髪を梳いて体調管理

春分の時期は、朝晩の気温が低くなるため、体調を崩しやすくなる。そして、体に負担がかかり、亜健康(健康と病気の中間)の状態になる人が増えるため、体調管理に気を付けなければならない。春分以降は特に髪を梳いて、体調を整えるのに適している。その時期は自然の陽気が盛んになり、人体の陽気も体の上部に向かい、頭から出ていくという特徴があるため、髪をよく梳くと、気血を全身へ運ぶ通路である経絡の通りをよくし、頭や耳、目の調子を整え、風邪、頭痛の予防にもなる。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年3月21日

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