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チョモランマで大掃除、100トン以上のゴミを空輸

人民網日本語版 2018年03月19日15:26

世界最高峰のチョモランマ(エベレスト)の南側斜面で大掃除が行われ、観光客や登山者がネパール側の登山ルートに残していった計100数トンのゴミが空輸で運び出された。英国放送協会(BBC)の報道を引用して新華網が伝えた。

大掃除初日に出た1200キロのゴミは、ベースキャンプに最も近いテンジン・ヒラリー空港(旧名ルクア空港)からネパールの首都カトマンズに空輸された後、回収・処理された。

観光客や登山者の増加にともない、登山で出たゴミは、チョモランマの生態環境バランスに深刻な影響を与えている。チョモランマ南斜面のゴミはこれまで、現地のシェルパ(登山ガイド)が処理していたが、現在は、「サガルマタ県汚染管理委員会」も協力して清掃作業を担っている。「登山者は、自分が出したゴミを全て持ち帰ること」という決まりがあるにも関わらず、シェルパは、チョモランマ南斜面から年間数百キロのゴミを片づけている。そうしたゴミは主に、缶・瓶やそのキャップ、登山者が廃棄した登山装備だという。

サガルマタ県汚染管理委員会の統計データによると、2017年には10万人以上がチョモランマのベースキャンプを訪れたが、そのうち登山やトレッキングを目的とした来訪者はわずか4万人。多くの来訪者が残して帰った有機ゴミは、チョモランマの環境に危害を及ぼす可能性がある。ネパール登山協会は2015年、「登山者が残した糞便は、健康面での隠れたリスクの原因となり得る」と警告を発した。サガルマタ県汚染管理委員会は、この問題に対応するため、ベースキャンプ周辺に移動式トイレを設置している。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年3月19日

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