交通運輸部(省)の定例記者会見が29日に行われ、「中国の地級市(省と県の中間にある行政単位)以上の190都市で、交通共通カードの利用をすでに初歩的に実現している。交通共通カードは1300万枚発行されており、北京・天津・河北エリア、長江デルタ、珠江デルタ、長江経済ベルトなどの多くの重点エリアをカバーし、バス・地下鉄・タクシー・レンタサイクル、フェリーなどの様々な交通スタイルに応用されている」とした。中国新聞網が伝えた。
また交通部の計画に基づき、今年の年末前には交通共通カードの適用範囲を220都市まで増やし、2020年までに全国の都市部・農村部での交通共通カードの利用をほぼ実現させるよう尽力していくとした。
そのほか、一般市民たちの外出に利便性をもたらし、サービスの質を向上させ、交通カードを発行地以外で使用する際の不便さ、チャージ・返却窓口の少なさ、運営企業のサービスの悪さなど、一般市民たちが抱える重大な問題を解決するため、交通カードの機能の更なる強化を目的に、交通部はこのほど、「交通カード運営サービスの質管理方法(試行)」を制定・発表し、4月1日から正式に施行していく。
同管理方法は、交通カードの全国における共通利用を全面的に促進させ、「交通範囲の結合」の象徴である交通カードを、対象となっている全ての都市で共通利用できるようにし、各地の関連優遇政策を受けられるようにすることを明確に規定している。(編集YK)
「人民網日本語版」2018年3月30日
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