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中国のモバイルゲームが韓国で大人気に

人民網日本語版 2018年04月18日13:36

韓国グーグルのモバイルゲーム販売ランキングトップ20において、16種類の中国国産モバイルゲームが「2017年ランキング」にランクインし、観光市場での中国モバイルゲームの影響力は拡大の一途をたどっている。韓国の業界は「中国のモバイルゲームが韓国で人気を博している要因は、品質の向上とローカルライズ戦略にある」と認識している。人民日報が伝えた。

韓国のモバイルアプリ調査期間IGAWorksがこのほど発表した「2017年韓国における中国モバイルゲーム業績報告」によると、2017年、韓国グーグルでリリースされた中国製のモバイルゲームは136種類と、前年比で19%増だった。

中国製モバイルゲームをタイプ別に見ると、ロールプレイゲームと戦略シミュレーションゲームが全体の78%を占めた。このうち、2016年に46%だったロールプレイゲームのシェアは65%に拡大した一方で、戦略シミュレーションゲームのシェアは27%から13%に落ち込んだ。

売上ランキングトップ20のゲームのうち、中国製ゲームのランクイン数は、2016年の11ゲームから2017年には16ゲームに増加。また、トップ20入りした中国製ゲームの韓国市場における2017年売上は1965億ウォン(約197億円)と、前年比74%増加した。

韓国紙「アジア経済」は、「中国製モバイルゲームの品質が大幅に向上したことが、韓国で人気を博している大きな原因」と分析している。また、IGAWorksは、品質向上のほか、中国製ゲームの2つの大きな特徴と変化が、韓国における競争力を一気に高めたとの見方を示している。

1.「ローカライズ戦略」の採用

これまで韓国市場に進出していた中国製モバイルゲームは、「中国テイスト」を売り物としたものがほとんどを占めていた。だが、ゲーマーにとって、「中国テイスト」を好む消費者は、中国テイストのゲームという部類により集中する傾向はあるが、単一パターン化しすぎることが成長の足かせとなっていた。

韓国の世論で、「中国製ゲーム」のスタイルに大きな変化が生まれていると指摘する声がある。例えば、売上ランキング上位に入っている中国モバイルゲームは、時代の息吹やゲームそのものの高い完成度から、消費者に全く目新しいという印象を与えている。昨年韓国に進出した人気モバイルゲームは、中国製ではあるものの、「日本スタイル」を採用すると同時に、韓国人気歌手IUがイメージガールとしてゲームの主題歌を歌い、多くの韓国人ゲーマーを虜にした。

2.韓国のディストリビューターやゲーム運営企業、プロゲーマーとのタイアップ強化

中国のゲーム開発企業は韓国のディストリビューターやゲーム運営企業、プロゲーマーなどとのタイアップを強化している。関連統計データによると、中国と韓国のゲーム開発企業による共同開発によって韓国でリリースされたゲームの割合は、2016年の34%から2017年には48%まで増加した。

IGAWorksの分析によると、海外のゲーム開発企業が単独で韓国市場に進出するのに比べ、現地市場の環境を熟知している韓国ゲーム企業と提携した方が、より賢明な選択であるという。同社の洪晟敏・中国事業部長は、「市場が飽和状態になりつつある韓国にとって、中国のモバイルゲームは、競争力そのものがやや物足りないと言える。このため、中国企業はビッグデータに基づいた韓国市場分析を進め、マーケティング計画を策定する必要がある」と指摘した。(編集KM)

「人民網日本語版」2018年4月18日

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