「微信」(WeChat)の新機能「微信小程序」(WeChatミニプログラム)は応用シーンの広がりとともに、ビジネス化へどんどん進めている。現在の1日あたりアクティブユーザー数は1億7千万人に上り、接続するミニプログラムは58万件を数え、100万人を超える開発者が集まり、2300の第三者プラットフォームが参加して、各産業・各業界をつなぐ重要なデジタル化ツールになっている。「北京晨報」が伝えた。
「アプリをインストールせずにWeChatで気軽に使える」というスタイルのミニプログラムとビジネス化とをどのように結びつけるかが、長らく業界で注目を集める話題だった。微信のミニプログラムゲーム「跳一跳」が登場すると、ゲームシーンに企業ブランドが表示されるようになり、ここからミニプログラムのビジネス化の扉が開かれたことがわかった。
微信オープンプラットフォーム基礎部門の林興マネージャー(高級商品担当)は、「現在、ミニプログラムの広告ユニットはブランドの普及拡大活動、EC、モバイル応用、アカウントという4種類の広告を全面的に支援し、クライアント企業がポテンシャルエネルギーを発揮できるようサポートしている。2018年には、ミニプログラムは取引を促進するためにより多くのパワーを提供し、これにはECツールなどが含まれる。企業が利益を得て、そこから顧客によりよいサービスを提供するための原動力を得て、企業と利用者との間の好循環を実現させる」と述べた。
注目されるのは、ミニプログラムに潜在するビジネスチャンスとそのバリューが顕在化するにつれ、アリババと百度もミニプログラム事業のテストを開始したことだ。百度のミニプログラム事業はすでに内部テストを進めており、百度もアプリの中でミニプログラムへの入り口を設置し、QRコードを読み取ることでサービスが始まるようにした。さきに支付宝(アリペイ)もミニプログラムへの接続のハードルを低くし、「電子営業許可証」のテストを行い、企業オーナーは家にいながらにして営業許可証を受け取り、利用することが可能になった。百度とアリババの参入により、3大手が始めたミニプログラムの入り口をめぐる争奪戦は一触即発の状態を迎えている。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年4月16日
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