国家郵政局が12日に発表した「2018年3月中国宅配発展指数報告」によると、3月の中国宅配発展指数は、前年同期比22.8%増の140.8ポイントだった。なかでも海外宅配業務が高度成長を遂げるのと同時に、今年第1四半期(1-3月)の宅配サービス満足度と宅配の時間効率がいずれも上昇したことは特に注目に値する。4月、全国の宅配業務量は、前年同期比34%増の40億件に達すると見込まれる。経済日報が伝えた。
3月の宅配業務量は、前年同期比29.9%増の39億4千万件、宅配業務収入は同26.6%増の484億5千万元(約8270億円)にそれぞれ達した。海外および香港・マカオ・台湾地区の宅配業務量は同56%増の1億1千万件、増加率は宅配業全体の増加率より約26ポイント高く、新たな成長スポットとなっている。
国家郵政局発展研究センター市場監督管理研究処の耿艶・副処長は、「海外電子商取引の好調な発展によって、海外宅配業に新たなチャンスがもたらされた。海外および香港・マカオ・台湾地区の宅配業務の増加率は、10ヶ月連続で宅配業全体の増加率を上回り、スピード発展の勢いはこのまま加速していくと予想される。これは主に、『一帯一路(The Belt and Road)』が国際大型幹線道路の建設を推し進め、中国宅配の『海外進出』促進を加速させたことによる」との見方を示した。
第1四半期、宅配サービスに対する利用者の満足度は77.6ポイント、前年同期比0.4ポイント、昨年第4四半期比0.3ポイント、それぞれ上昇した。春節(旧正月、今年は2月16日)連休中の顧客満足度は81.1ポイントに達し、前年同期比2.8ポイント上昇となっている。
国家郵政局市場監督管理司宅配管理処の余艶・処長は、「この背景には、昨年第4四半期の業務備蓄が増加したことがある。また、主要ブランド宅配企業が春節に休業しなかったことや、宅配企業が連休後速やかに、かつ全面的に正常営業に戻ったことも関係している」とコメントした。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年4月16日
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