中国の国家外国専家局と日本の科学技術振興機構(JST)が共催する「中日大学フェア&フォーラムin CHINA 2018」が、12日から13日にかけて広東省の広州ガーデンホテルで開催された。13日午前に開かれた「中日大学フォーラム」の開幕式には、中国からは二百大学以上が、日本からは大学や研究機関など三十数団体が参加し、代表者ら約800人が出席した。中日の大学が共に関心を寄せる「一流の学科の立ち上げ方」や「独特な大学の作り方」といった議題をめぐり、深い意見交換を行った。人民網が伝えた。
中国科学技術部党組メンバーの夏鳴九氏は、「中国は今年、改革開放40周年を迎え、また中日平和友好条約締結40周年でもある。この特殊な年に開催される中日大学フォーラムには、重大な意義がある。中日大学フェア&フォーラムは、中日の大学が提携していくためのハイレベルな交流の場を設け、中日両国の科学技術及び教育分野の知恵の交流を促進し、中日の大学による科学技術成果の転化と協力を掘り下げた」と指摘した。
また、日本の文部科学省の伊藤洋一文部科学審議官も出席してあいさつを行い、「今年は日中平和友好条約締結40周年であり、両国の高官が頻繁に交流する一年でもある。科学技術分野を例とすると、文部科学省の林芳正大臣が北京市で4日、中国科学技術部の王志剛部長と会談し、科学技術分野の協力について意見交換した。中日大学フォーラムを通じ、両国の大学が深く交流し、相互補完して共に進歩することに期待する」とした。
さらに開幕式ではJSTの沖村憲樹上席研究員が「さくらサイエンスプラン」を、中小企業基盤整備機構の秋庭英人副理事長が日本の中小企業支援制度を、そして国立高等専門学校機構の谷口功理事長が企業向けに技術者を育成する日本の職業訓練制度を紹介した。
「中日大学フェア&フォーラム」は2010年に始まり、中日両国の科学技術・教育分野の人材交流を促進し、両国大学の国際人材及び科学技術成果の転化をめぐる協力を強化し、さらに両国の留学に向けサービスプラットフォームを構築することを目的としている。現在はすでに中日間で最大規模を誇る大学・人材・技術交流サミットとなっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月14日
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