韓国女性家庭部は10日、「#MeToo(ミートゥー)」運動に関する調査結果を発表した。「スカート姿が素敵だね」や、「そういう身体にフィットした服を着るべき」といったような、女性の服装への評価や意見は、相手が気分を害する「セクハラ」であると認識されていることが、この調査結果から明らかになった。韓国・聯合ニュースの報道を引用して中国新聞網が報じた。
性差別文化を是正するための「「#MeToo」運動の一環として、韓国女性家庭部は先月、全国民を対象とした3週間に及ぶネットワーク調査を実施した。セクハラ行為や性差別が感じられる冗談など、日常生活で改めるべき言動について女性部公式サイトに投稿してもらい、それらの情報をシェアした。
今回の調査には、計2349人が参加した。その結果、性差別に基づく固定観念が原因で、他人の考え方や行動を制約する事例が最も多く、全体の32.3%を占めた。性的モノ(客体)化や外見に対する評価、結婚・出産をめぐる固定観念などから派生した問題も少なくなかった。
例えば、「女性は見た目が美しければそれでよい。頭が良い必要はない」といった、女性を単なる性の対象物としてしかとらえないような言動の事例は19.0%に達した。また、女性の外見に対する評価といったセクハラの事例も12.7%に上った。
韓国女性家庭部女性政策局の李健姃・局長は、「無意識のうちに起こるセクハラ問題に対し、社会が一丸となって警告を発し、共同生活という環境のもとで誰もが相手の立場に立って物事を考えるという習慣を早く身に着けるよう、切に望んでいる」との見方を示した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年5月14日
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