中国の崔天凱駐米大使は11日、ワシントンで「一部の米国人が中米間に『ガラスのカーテンウォール』を設置して中米間の正常な交流・協力に障害を設けようとしていることに警戒すべきだ」と表明した。新華社が伝えた。
崔大使は米シンクタンク戦略国際問題研究所(CSIS)主催のシンポジウム「中米関係の40年」に参加した際、「もし一国の外交政策が敵意、恐れ、猜疑に主導されるのなら、非常に危険だ」と指摘。「一部の米国人が中米間に『ガラスのカーテンウォール』を設置して、中米間の正常な経済、科学技術、人的・文化交流・協力に障害を設けようとし、さらには中国人の留学生や学者に疑心暗鬼となっていることに警戒すべきだ」と述べた。
崔大使は、こうした危険な傾向が米国社会のメインストリームにならないことを望むと表明。中米双方は意思疎通と対話を強化して、理解不足の解消に共に努力すべきだとした。
崔大使は「来年中米両国は国交樹立40周年を迎える。40年前、中米は共通の戦略的利益のために歩み寄った。それ以来、中米両国にも世界にも大きな変化が起きたが、両国間の協力分野と共通利益は拡大し続けた」と指摘。
「現代世界では各国の利益が緊密に融合しており、一強はあり得ない。われわれは米側と共に非衝突・非対立、相互尊重、協力・ウィンウィンの新型の大国関係を構築し、協力パートナーとなり、世界各国と共に人類運命共同体を構築することを望んでいる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年5月14日
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