中米首脳が電話会談

習近平国家主席は8日、米国のトランプ大統領と電話会談した。新華社が伝えた。

習主席は「現在、中米関係の発展は重要な段階にある。私は両国関係の発展を非常に重視し、トランプ大統領との良好な実務関係を大切にしている。双方が北京での中米首脳会談での共通認識を真剣に実行に移し、上層部及び各レベルの交流を継続し、尊重し合い、互恵的に、協力に焦点を合わせ、溝を管理・コントロールし、両国関係の健全で安定した前向きな発展を推し進めることを希望する。経済・貿易協力は一貫して中米関係のバラストでありブースターだ。先週、中米双方は北京で経済・貿易問題について率直で誠意ある、効果的、建設的な協議を行った。双方のチームは意思疎通を継続し、問題の適切な解決策を見出すことを目指し、互恵・ウィンウィンの成果を得ることができる」と表明。

トランプ大統領は「米側は米中関係を非常に重視している。習主席と引き続き緊密な連絡を保ちたい。米側は中国側と共に努力して、各分野の実務協力を強化し、経済・貿易問題を適切に処理し、米中関係の一層の発展を推進し、両国民に幸福をもたらすことを望んでいる」と表明した。

両国首脳は朝鮮半島情勢についても意見交換した。

習主席は朝鮮半島問題における中国側の立場を重ねて表明し、米朝首脳会談への支持を強調したほか、米朝が同じ方向に向かい、相互信頼を構築し、段階的行動を取り、会談・協議を通じて各自の懸念を解決し、朝鮮側の理にかなった安全上の懸念を考慮し、朝鮮半島問題の政治的解決を共に推し進めることを希望するとした。また、朝鮮半島の非核化と地域の長期安定・平和の実現のために引き続き積極的役割を果たしたいとした。

トランプ大統領は「米側は朝鮮半島問題における中国側の立場を非常に重視している。中国側の発揮している重要な役割を称賛する。中国側と意思疎通・調整を強化し、交渉・協議による朝鮮半島問題の解決を共に推し進めたい」とした。（編集NA）

「人民網日本語版」2018年5月9日