新ユーラシア・ランドブリッジを地理上のインデックスとし、中国と中央アジアの友好交流1000年の歴史を語る新書「水墨シルクロード」が2日、北京市で発表された。人民網が伝えた。
著者の馮一束氏は、中国外交部(省)での勤務歴があり、ロシアや中央アジア諸国において長年暮らし、勤務してきた。北京中外文化交流センター展覧館では、馮氏の新書と「水墨シルクロード」テーマ画展が同時に開かれた。
ユーラシア諸国は山水でつながっており、古代シルクロードは各国を緊密に結びつけていた。馮氏は、「ユーラシア諸国の豊富な自然地理に感動した。シルクロード周辺の民族の風情と歴史の変遷を描き、シルクロードの復興を理性的かつ真剣に考える。これは人類の歴史と現実への理解を促進し、美しい地球を共に建設するため貢献し、国際秩序を合理的な方向に推し進める」とし、その著作と絵画を始めた理由については、「中国とユーラシア諸国の交流というこの貴重な外交のタイミングに身を置くチャンスに恵まれ、これを見守り、現代外交官に共通するストーリーを描くことができ光栄だ」と語った。馮氏は、多くの若者が啓発を受け、中国と海外の交流に関する国際的なストーリーを語り、文化を越えた交流事業に加わることに期待している。
同書には写真付きの文章が掲載されているだけでなく、中国語・ロシア語対訳という大きな特徴がある。全書を通じて、国内外の文化的要素がちりばめられており、ロシア語はロシアのベテラン漢学者であるDenis Paletskiy氏が翻訳を担当し、中国とロシアにおける語学や文化面での学習参考書にもなる。
「水墨シルクロード」は、2018年上海協力機構青島サミットに披露する。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月4日
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