中国科学院FAST重点実験室がこのほど、貴州省平塘県FASTの設置場所で正式に設立した。この重点実験室は世界最大口径電波望遠鏡(FAST)を使い、低周波電磁波の天文研究推進と技術方法の発展に取り組む。人民日報が伝えた。
同実験室は今年1月に設立を許可された。世界の天文先端問題と国家重大戦略の需要を見据え、関連設備の研究開発を展開し、科学研究と技術を効果的に結びつけた新モデルを模索する。
中国科学院国家天文台が発表した情報によると、同実験室は世界一流の電波観測設備であるFASTとその関連技術研究開発プラットフォーム、実験場、科学研究設備を備え、しっかりした基礎能力をもち、技術力が豊かな優秀なチームを形成しており、天文学の研究と関連技術の研究開発で一連の成果を手にしている。同実験室は将来的に大科学装置を基に、国内外の革新資源を集め、低周波電磁波天文分野でオリジナルの成果を目指す。また、国際的に重要な影響力を生み、中国の電波天文研究の飛躍的な発展を目指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年6月6日
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