夏になり、夜食市場が大幅増加のチャンスを迎え、配達員の需要も給与もうなぎ登りだという。情報サイト・百姓網が発表したデータによると、外食産業では調理師と配達員の求人が6月も7月も前年同期比20%以上増加した。公開の調査によれば、1週間に1~2回は夜食を食べるという消費者が6割を超え、関連産業の人材ニーズも増加を続けているという。「北京商報」が伝えた。
夏になって夜食の繁忙期を迎えたことに加え、このほど閉幕したサッカーのワールドカップ(W杯)も夜食の注文量をさらに押し上げた。百姓網プラットフォームで関連企業の情報をみると、ザリガニ、シシカバブ、串入り火鍋、火鍋などの食品の6~7月の販売量は同40~50%増加した。別のデータによれば、W杯開催中には北京市西端麻辣誘惑餐飲有限公司の売上高が開幕前より35.3%増加し、傘下の麻辣誘惑餐庁、麻小外売、食品店熱辣生活、天猫(Tmall)と京東の麻辣誘惑フラッグショップなどで販売されたザリガニは1568トン、3億9千万匹に達したという。
外食産業は営業時間を延ばしたところが多く、午前2時という店もある。火鍋店のオーナーは、「6月に入ってから、オフライン実店舗で夜食を食べる人が大幅増加し、例年の2倍近くなって、百姓網などのプラットフォームで何度も求人をかけている。夜食消費が増加してオンラインデリバリーの夜間配達注文も大幅に増えている」と話す。配達員は、「6月から夜間のデリバリー配達業務を手がけることにした。夜7時から翌日の午前4時頃まで働く。一日平均20~30件の注文をこなし、一日の収入は400~600元(1元は約16.4円)、月収にすると2万元前後になる」と話す。
百姓網に登録して検索すると、ここ1ヶ月ほどは、「独立した店舗、夜食の串焼き類に最適」とか、「通り沿いでレストランの繁盛間違いなし 夜食で大人気に」などと売り文句を並べた賃貸物件が目立つ。その多くは通りに面した、住宅地に近い店舗用物件で、賃貸料は1ヶ月1万~4万元が相場だ。百姓網生活サービス部門の責任者は、「夏の夜食経済は軽視できない。1シーズンで、半年分を稼ぐ人も大勢いる」と話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年7月23日
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