「平山郁夫のシルクロードの世界——平山郁夫シルクロード美術館文化財展」が8月1日夜、甘粛省敦煌市の仏教遺跡・莫高窟で開幕した。同展示会では、平山郁夫シルクロード美術館に収蔵されているパミール高原より西の地域の文化財170点のほか、平山氏自身が描いた石窟絵画作品8点が展示され、深みあるシルクロードの文化が網羅的に紹介されている。中国新聞網が報じた。
同展示会は敦煌研究院と平山郁夫シルクロード美術館が主催し、敦煌研究院敦煌石窟文物保護研究陳列センターが共催。「平山郁夫とシルクロード文明」、「平山郁夫と敦煌」、「平山郁夫とシルクロード」の三つの展示エリアが設置されている。
第3回シルクロード(敦煌)国際文化博覧会の展覧プロジェクトの一つである同展示会では、平山氏が40年かけて集めたシルクロード関連の文化財(西はローマから東は日本まで、欧州、西アジア、中央アジア、東アジアの37ヶ国・地域の文化財)が展示され、絵画の巨匠で、そして中日友好の文化使者、世界文化遺産の保護者でもある平山氏の非凡な人生を垣間見ることができる。
敦煌研究院保護研究陳列センターの婁センター長は、「今回展示されている展示品約100点はシルクロード関連の貴重な文化財で、世界的に有名な博物館の所蔵品に匹敵するもので、うち初めて一般公開される文化財も多い。その歴史的価値、文化財的価値は非常に高く、まさに世界一流といえる。これらの文化財はシルクロード文明を網羅的に紹介している」と説明する。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年8月4日
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