王毅国務委員兼外交部長(外相)は2日、シンガポールで日本の河野太郎外相と二国間会談を行った。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は「李克強総理による8年ぶりの成功裏の訪日によって、中日関係の改善が後押しされた。安倍首相は中日双方が競争を協調に変える必要性を繰り返し表明しており、これは日本側の対中認識の前向きな変化を示している。今年は中日平和友好条約締結40周年だ。双方は過去40年間の二国間関係発展の経験と教訓を振り返り、中日間の4つの基本文書の定める二国間関係の政治的基礎をしっかりと揺るぎないものにするべきだ。日本側が現在の得難い改善基調を大切にし、敏感な問題を適切に処理し、たゆまずプラスのエネルギーを増やし、マイナスの妨害を排除し、中日関係が引き続き正しい方向に沿って前向きに発展するよう確保することを希望する。中国側は日本側と両国首脳間の共通認識の全面的実行に拍車をかけ、ハイテク、イノベーション、第三国市場分野の実務協力を強化したい」と表明した。
河野外相は「今年5月に李克強総理の訪日が成功し、日中関係は正常な軌道に戻り、経済分野などの協力は良好な進展を得ている。日本側はこれを嬉しく思っている。日本側はさらに努力して、双方間の重要な共通認識を真剣に実行に移し、上層部交流を強化し、イノベーションや第三国などの分野で協力を推し進めたい。双方が青年交流を積極的に強化して、双方関係の持続的改善・発展のために望ましい社会的基礎を築くことを希望する」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月3日
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