王毅国務委員兼外交部長(外相)は2日、シンガポールで開催されたASEANプラス1(中国)外相会議に出席した。新華社が伝えた。
王部長は「中国とASEANの戦略的パートナーシップ構築から15年、双方関係はたゆまず発展し、量的蓄積から質的飛躍への移行を実現し、急速な発展の成長期から質的向上と高度化の成熟期へと移行し、包括的発展という新たな段階に入った。中国はASEANと共にチャンスを享受し、試練を迎え撃ち、より緊密な運命共同体を構築して、中国ASEAN協力を地域の平和・安定及び発展・繁栄の柱としたい」と表明した。
ASEAN各国外相は、中国がASEAN共同体の構築を支持し、地域協力におけるASEANの中心的地位を支持していることに感謝。ASEAN中国関係の発展が得た重要で前向きな進展を十分に評価した。
各国外相は、保護主義が台頭する現在の厳しい情勢を前に、中国とASEANは域内包括的経済連携(RCEP)交渉の早期妥結を図り、自由貿易と地域経済の統合に揺るぎなく尽力し、多国間主義とルールを基礎とする多角的貿易体制を維持するべきだとの認識で一致した。
また、中国とASEAN諸国が「南中国海における行動規範(COC)」協議のたたき台となる文書を一本化して取りまとめたことを一致して歓迎。双方が引き続きCOC協議を推し進め、共同で地域の平和・安定を守り、地域の発展・繁栄を促進することを望むとした。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月3日
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