国務院調査チームは6日、吉林長春長生公司による狂犬病ワクチンの違法生産事件について、調査の進展状況を公表した。
調査チームによると同社は2014年4月から、狂犬病ワクチンの生産過程で医薬品生産品質管理規範と国の医薬品基準の規定への重大な違反を行ってきた。期限切れの原液が混入したロット、生産日やロット番号の不正表記などがあった。現在、回収作業が進められている。中国大陸部外で販売されており事件と関係するワクチンについても、通知と回収作業を始めている。
市場に出回り販売された、事件と関係するワクチンの安全性と有効性を評価するため、国務院調査チームはウイルス学、ワクチン学、疫病学、臨床医学、予防接種、衛生緊急対応、品質管理などの専門家チームを立ち上げ、踏み込んだ調査・研究・分析を行った。
調査チームは「長春長生公司による違法ワクチン事件の刑事犯罪容疑及び関係する監督・管理責任を法に基づき厳しく追及しなければならない」と強調した。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年8月8日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn