卒業シーズンを迎え、賃貸住宅市場がシーズンを迎えている。需要が爆発的に高まるなか、北京の賃貸住宅市場は物件が増加すると同時に家賃も高騰し、同市場に今年2回目のオンシーズンが到来している。証券日報が報じた。
不動産仲介サービス大手・我愛我家集団研究院の統計によると、2018年1-7月期、北京の賃貸住宅市場の成約数が前年同期比14.4%増となった。うち、7月の一般賃貸住宅の成約数が前月比で12.2%増、アパートの成約数が同比11%増だった。
家賃を見ると、7月、北京の賃貸住宅の1ヶ月当たりの家賃は1物件あたり平均4902元(1元=16.36円)と、前月比2.9%上昇した。上昇幅は前月比で1.3ポイント縮小した。うち、一般賃貸住宅の家賃が前月比6.2%上昇、アパート(アパート運営)の家賃が同比1.4%上昇した。
家賃が高騰中
最近引っ越したというある賃貸住宅利用者は、「最近、前住んでいた借家の契約が切れたので、物件をいくつか見たが、家賃が全体的に上がっていると感じた。2LDKの家賃なら、アクセスがそんなに便利でない地域でも7000元以上している。前に住んでいた物件も家賃が約1000元上がった。いい場所にあり、内装もきれいな物件、例えば、長期間住むアパートなどは、電気製品や家具がほぼ揃っており、私も長年家具が揃っている賃貸住宅に住んでいるが、そのような物件は家賃が高くて手が出ない。でも、長期間住むアパート以外の賃貸住宅の家賃も今は上がっている」と肩を落とす。
同研究院によると、今年1-7月期、賃貸住宅には2度の繁忙期があったのを背景に、北京の家賃は右肩上がりとなっているものの、上昇幅は安定しており、同期の前月比上昇幅はいずれも4%以下となっている。
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